のどの病気

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咽頭炎

咽頭炎のよくある症状

  • のどの痛み
  • 違和感
  • 乾燥感
  • 異物感 など

咽頭炎の原因

のどから侵入したウイルスや細菌によるものです。
溶連菌や夏風邪の原因となるアデノウイルスなどが原因となります。

咽頭炎の検査法

耳鼻咽喉科医師が頭に付けている額帯鏡(おでこの所にライトがついています)で、のどの中を明るくして診ます。 のどの粘膜が赤く腫れていたり、のどのつきあたりにあるリンパ濾胞が腫れて見えます。

さらに奥(下の方)が腫れている場合は(喉頭など)、喉頭鏡や喉頭ファイバースコープを使って見ます。

咽頭炎の治療法

炎症を抑える飲み薬の服用やネブライザー(のどに直接働きかけて腫れを取り除きます)治療を行います。

程度がひどい場合には点滴治療も行います。

急性扁桃炎

急性扁桃炎のよくある症状

高熱(38~40度)、のどの痛み、首の腫れ。
重症になると口を開けられない、耳に響く痛み、唾液も飲み込めないようになります。

急性扁桃炎の原因

ウイルスによるものと細菌によるものがあります。
疲れたり抵抗力が落ちたときなどに扁桃腺に白い膿がつきます。

急性扁桃炎の検査法

のどを見ればすぐに診断はつきます。

急性扁桃炎の治療法

抗生物質の内服を行いますが、熱が高い場合、痛みが強い場合などは優先的に点滴治療を行います。

炎症が周囲にまでおよび、呼吸困難を引き起こしそうな場合は入院治療も考慮します。

声帯ポリープ

声帯ポリープのよくある症状

  • しわがれ声
  • のどの異物感

声帯ポリープの原因

風邪をひいているのに無理に声を出し続けた、仕事で大きな声を長時間出さないといけない、お酒を飲んで大声で歌った、など声帯を酷使したことが原因となります。

声帯ポリープの検査法

当院では電子ファイバースコープを用います。鼻から細いカメラを入れモニターで確認します。

映像は撮影できますので、ビデオを見ながら病状について説明します。

声帯ポリープの治療法

軽い場合は飲み薬とネブライザー治療を行い、何日間か沈黙をしていただきます。
沈黙が無理な場合はお腹から柔らかい声を出していただき、声帯にできるだけ負担がかからないようにします。

重症の場合は全身麻酔で手術をすることもあります。

よくあるのどの症状

のどが痛い

ほとんどはかぜによる急性咽頭炎ですが、治療が必要な 急性扁桃炎、急性上咽頭炎、急性喉頭炎の場合もあります。またのどに発生する癌も鑑別しなくてはなりません。

口がかわく

様々な原因がありますが、 シェーグレン症候群といって目の乾燥や鼻の乾燥を伴う疾患もありますのでよく調べましょう。
口の中のカビ(カンジダ症)の場合もありますので耳鼻咽喉科を受診してください。

味がしない

薬の服用によるもの、乾燥によるもの、カンジダ症によるもの、亜鉛不足などがあります。最近多いのは、舌を歯ブラシでこすってから味がわからなくなったと言われる方がおられます。健康な成人では舌の掃除はあまり必要がないと思います。

痰がからむ

かぜなどののどの病気の他に、副鼻腔炎による後鼻漏(ねばった鼻水がのどにさがってくる)、声帯の異常、のどの乾燥によるもの、逆流性食道炎などがあります。鑑別はのどのファイバースコープをすればわかります。